接待に使うお店にも特に大事にしておきたいお店というのがあります。
それは接待で使い慣れたお店です。
これから関係を構築したいお客さんをお連れしても外さないので安心感がケタ違いです。
また、関係が構築できているお客さんとは、接待という感じを表に出さずにごはんを食べに行くとかいっしょに飲みにいくという雰囲気を演出したいときに気軽に使えるという意味で本当に便利で「こういうお店があってくれて助かった」と思えるお店です。
このようなお店は、コンスタントに利用させてもらって関係を維持するように努めましょう。
しばらくお店に行かなかったからといって接客の態度が急によそよそしくなるということはありませんが、そうは言っても頼りにしているお店であることを伝えて信頼関係を強化しておくのは幹事の仕事のひとつだと思います。
接待の有無に関わらずお店を利用することによって、接待する側として助かることや困ることをお店にわかってもらうだけでなく、こちらもお店の事情などを知ってお互いに息を合わせられるようになると、そのお店は幹事にとって完全にホームになります。
接待はお客さんと争ったり競ったりするものではありませんが、それでもお客さんに喜んでもらうという目的に対して幹事とお店がタッグを組んでことに当たれるというのは幹事にとって心強い限りです。
ただし、お店と幹事がべったりしているように見えてしまうとお客さんは居心地が悪く感じたりします。
知り合いであることを隠す必要はありませんが、あくまでもそれぞれの立場でお客さんをもてなすことに集中し、接待に不必要なやり取りは接待以外の時間でやりましょう。